NECは5月17日、動作周波数3.60GHzの64ビット インテルXeonプロセッサを2個搭載可能なラック型サーバ「Express5800/120Rh-2」「120Rf-1」、タワー型サーバ「120Lh」、ブレードサーバ「120Ba-4」の販売を開始した。
これら4機種について、同社は「最新のEM64T対応プロセッサ、高速メモリ、プロセッサとメモリをつなぐバスの高速化により、基本性能を向上させた。インターネットシステムや統合型管理システムなど、高い性能と運用効率が求められる用途に最適だ」としている。
プロセッサの2次キャッシュ容量は2MB。クロック周波数800MHzのフロントサイドバスに対応したチップセットを採用した。
Express5800/120Rh-2、120Rf-1、120Lhは、DDR2-400メモリを最大16GBまで搭載できる。ラック型のExpress5800/120Rh-2と120Rf-1は、ウェブブラウザから遠隔制御するためのリモートマネジメントカードを標準実装する。冗長電源やファンが搭載可能なほか、低温化での起動トラブル防止、大量サーバの一斉起動による不安定化を防止するブート制御機能を搭載し、システムの信頼性を向上させた。
120Ba-4は「サーバ統合用途に最適な高性能ブレードサーバ」という位置づけで、高さ4Uのブレード収納ユニットにサーバ本体を最大6台搭載できる。
各機種の税別価格は以下の通り。いずれも5月20日に出荷を開始する。
・Express5800/120Rh-2:45万円から
・Express5800/120Rf-1:44万4000円から
・Express5800/120Lh:40万5000円から
・Express5800/120Ba-4:53万円から
また、同社はこの発表と共に、サーバ本体5製品で最大26%の値下げ、増設プロセッサや増設メモリ、ハードディスクなどの主要オプション44製品で最大40%の値下げを実施した。