エリアビイジャパン(鈴木一成代表取締役)とNECソフト(池原憲二社長)は、リモートアクセス環境構築ソフト「SWANStor」シリーズの新製品として、「SWANStor Server PRO EX」を6月6日から販売開始する。価格は1セット79万8000円(税別)から。SIおよび保守を含め、2年間に約2億5000万円の売上を見込んでいる。
「SWANStor」は、高い安全性を維持しつつ、PCやPDA、携帯電話などの各種デバイスからのリモートアクセス環境を構築するSSL-VPNソフトウェア。アクセスデバイスへのソフトウェアのインストールや、ファイアウォールなどセキュリティシステムの設定変更も不要なため、導入・管理コストを大幅に削減できる。
シリーズは、(1)SOHO・中小企業向けの「SWANStor Server」、(2)中堅・大企業向けの「SWANStor Server PRO」、(3)大企業向けの「SWANStor SUITE」──から構成。新製品の「SWANStor Server PRO EX」は、「SWANStor Server PRO」の機能や信頼性を踏襲するとともに、オプションの選択に柔軟に対応することが可能。
この他の特徴は、(1)標準機能でHTTP以外のプロトコルにも対応し、プロトコル制限を撤廃、(2)Java Appletがアクセスクライアント上にダウンロード・実行されて通信を行うため、利用場所を問わず高セキュリティな通信が可能、(3)PCからの利用と同様にURLリストの表示が行えるなど、携帯電話からのアクセス機能を強化──など。
さらに、導入前のネットワーク診断、月間利用状況のレポートなど、多くの導入実績から得たノウハウをもとに、多数のオプションも用意している。