日立システムアンドサービス(日立システム、中村博行社長)は、ブレードクライアントPCやシンクライアントを組み合わせたソリューション、「THINkbox (シンクボックス)」を販売開始した。米クリアキューブ・テクノロジーのブレードクライアントPC「CLEARCUBE」と、各種シンクライアント端末やソフトウェアを組み合わせたソリューションで、セキュリティ強化と管理コストの削減を図る。
接続制限が可能なUSB端子を備えるマシンを使用することでデータの持ち出しを防止し、データがユーザー側に置かれないために、PC盗難によるデータ盗難も防ぐことができる。ユーザー企業の運用体制やPCインフラ環境に応じて、ブレードクライアントPCやシンクライアントを選択できるのも強みとしている。制御系端末、開発系業務、営業・企画系業務のようなビデオパフォーマンスとリアルタイム性が要求される業務ではブレードクライアントPC、単純な参照・入力・帳票出力系のOA業務ではシンクライアントというような使い分けが可能という。
ネットワーク設計・構築サービス、及びPC管理ツール「Altiris 6」やシンクライアントのLAN不正接続を防止する「オープンネットガード」、指紋で認証を行うデバイス「UBF」などの製品とも組み合わせることで相乗効果をねらう。同社は今後2年間で6億円の販売を目指す。