富士通(黒川博昭社長)は、情報漏えい対策製品「Systemwalker Desktop」シリーズの新ラインアップとして、クライアントPCのネットワークへの不正接続を防止する「Systemwalker Desktop Inspection(システムウォーカー デスクトップ インスペクション)」を発売した。「Systemwalker」シリーズ全体の販売目標は、サーバー・クライアント合わせて2年間で220万本。
「Systemwalker Desktop Inspection」は、システムに登録されていないPCが業務ネットワークに接続するのを禁止するソフトウェア。システムに登録済みのPCに対しては、ネットワーク接続時にセキュリティ監査を自動的に実行。最新のセキュリティパッチやウイルスパターンに更新されていない場合にも、業務ネットワークへのアクセスを禁止する。
一方「Systemwalker Desktop」シリーズの「Systemwalker Desktop Patrol(システムウォーカー デスクトップ パトロール)」と「Systemwalker Desktop Keeper(システムウォーカー デスクトップ キーパー)」の機能も強化した。
「Systemwalker Desktop Patrol」では、ハードディスクデータを完全に消去する機能を追加。さらに消去の実行結果は自動的に資産管理情報に反映されるため、遊休化したソフトウェアライセンスの把握などにも利用できる。また「Systemwalker Desktop Keeper」では、利用者ごとでのセキュリティポリシー設計が可能となり、クライアントPC内のファイル操作ログを収集、データへのアクセス履歴管理を強化した。
税別販売価格は、「Systemwalker Desktop Inspection V12.0」が31万6000円から、「Systemwalker Desktop Patrol V12.0」が18万9000円から、「Systemwalker Desktop Keeper V12.0」が31万8000円から。出荷はいずれも8月末の予定。