NTTデータは7月19日、経営コンサルティング大手の仏Cap Geminiと世界市場で提携したことを発表した。あわせて、NTTデータはCap Geminiの日本法人を買収したことも発表した。
NTTデータは2005年9月までに買収を終える。Cap Geminiの日本法人である日本キャップジェミニは今後社名を変更し、Cap GeminiとNTTデータ双方から役員を受け入れる。
中央官庁や地方自治体など公共向けのシステム構築案件に強みを持つNTTデータは近年、民間企業向け案件に力を入れている。買収によってNTTデータは、民間企業向け案件でIT投資の戦略的コンサルティングからシステムの開発・運用・保守までの一貫したサービスの受注を狙う。
Cap Geminiはコンサルティングや情報システムの外部受託が主力事業で、売上高は8493億円(2004年12月期連結)である。経営コンサルティング業界では米IBM Business Consulting Service、米EDSなどに続いて5位。日本キャップジェミニの売上高は31億円(2004年12月期)である。