マカフィーは7月27日、サポート契約ユーザーなどを対象にした同社製品の検証施設「Global Double-Byte Lab」を公開した。8月1日より稼働を開始する。
Global Double-Byte Labは約2億円の投資を行い、アプライアンスやソフトなど同社の全製品を取りそろえた検証施設だ。日本語環境での検証やサポートの拡充および迅速化を目的としており、「将来は日本や中国など、アジア2バイト言語圏のサポートのハブとして総合的なサービスを提供していく」と同社代表取締役社長の加藤孝博氏は語る。
- マカフィー代表取締役社長の加藤孝博氏
同施設の利用形態は2つで、実際にラボに出向いて検証をする「Labオンサイト・サービス」と、ラボ内のPCを外部からリモートコントロールして検証をする「リモートサービス」が用意されている。
施設の利用は無料となっており、オンラインで予約ができる。利用対象となるのは年額200万円のサポート契約を結んだプラチナサポートカスタマー、または同社のパートナー企業や同社社内エンジニアに限られる。同時利用制限は、遠隔利用であれば15ユーザー程度まで可能だが、機器構成を変更しての検証をする場合などは当然1ユーザーに限定される。
- 公開された「Global Double-Byte Lab」
同様の検証施設は米テキサス州プラノの施設に続き、全世界で2つ目となる。今後も機器を随時アップデートしていくと同時に、オンラインによるインタラクティブなトレーニングも開始し「現在63社のサポート契約ユーザーを増やす」(同社)。出荷前製品や修正版の品質の検証も同施設で行い、日本語環境における品質をさらに強化する。