ヤマハは10月初旬、中小企業向けにIPsec搭載のVPNルータの新機種「イーサアクセスVPNルーターRT107e」を出荷する。価格は6万8000円(税抜き)。
RT107eは、通信回線を収容してインターネットなどの網サービスと社内LANをつなぐリモート・アクセス用ルータである。搭載するポートは、WAN側、LAN側ともに100BASE-TX/10BASE-T自動認識ポートを1基備える。LAN側ポートは内蔵するレイヤー2スイッチ経由で他の機器と接続する。管理端末コンソール接続用のローカルポートはD-Sub 9ピン形状のシリアル・ポートを1基備える。
特徴は速度と運用管理の容易さである。速度は、IPSecの処理をハードウェアで実装することにより、IPSec使用時のスループットを最大50Mビット/秒にした。運用管理の容易さは、IPSecを用いたVPNの設計を含む全設定をGUI経由で実施できるようにしたほか、製品背後に設置したダウンロード・ボタンを押下するだけでファームウェアを更新できるようにした。
ルーティング・プロトコル(経路テーブルをルータ同士でやり取りする手順)は、IPv4がRIP、RIP2、OSPF、BGP4。IPv6がRIPng。運用管理機能として、ルータを冗長構成で利用してバックアップ回線を運用するための冗長化プロトコルVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)やQoS機能を備える。中小企業の需要に合わせ、アクセス制御によるファイアウォール機能、IPアドレスとポート番号を変換するIPマスカレード機能、DHCPサーバ機能およびDHCPクライアント機能、などを搭載する。