日立製作所は9月15日、基幹系Linuxシステムの信頼性を高めるサービス「Linux信頼性強化サービス」を発表した。10月1日に提供を開始する。価格は個別見積もり。
このサービスの母体は、UFJ銀行の基幹系Linuxシステムに2005年4月より提供しているシステム信頼性強化サービス。障害解析ツール適用やソースコード解析、問題修正モジュール提供などにより、基幹系Linuxシステムの高信頼化を支援する。
具体的には、Linux OSの障害発生時に同社のメモリダンプ取得ツール「Linux Tough Dump(LTD)」を利用し、障害解析の効率化を図る。さらに、OSのソースコードに精通した技術者が障害や性能問題を解析し、問題解決に必要な修正モジュールを提供する。修正モジュールが存在しない場合は、新たな修正モジュールを作成したり、運用回避策を提示したりする。
今後、同社はLinuxコンサルテーションやシステム設計/構築サービスで同サービスを拡充する。2007年度までに、100システムにサービスを提供する計画だ。