ユニアデックス(福永 努社長)は、中国のShanghai Huaping Computer Technology(SHCT)製のパソコン/サーバーベースのWeb会議システム「ビジュアルコミュニケーション・システム」を日本向けに改良し、10月1日から販売を開始する。すでに実績をもつ「ワイヤレスIP電話ソリューションFOMA/無線LANデュアル端末対応」への組み込みを含め、IPコミュニケーションソリューションの強化を図ることが目的。
32Kbpsの低速ネットワーク環境下でもFM放送並みの高音質と、64Kbpsで320×240ピクセル、最高704×576ピクセルの高画質通信を実現したWeb会議システム。ホワイトボード、ファイル転送、デスクトップ/アプリケーション共有、スクリーン共有などの強力なデータ連携機能の利用も可能。1:1または1:Nで簡単な打ち合わせや会議が可能で、ユーザーのプレゼンスもわかる「ビデオチャットモード」、複数地点のPCを接続した本格的な多地点会議ができる「会議モード」の2つのモードがあり、どちらのモードでもデータ機能と連携できる。
システム構成としては、サーバーを社内LANもしくはインターネットを介して分散型で接続することによって一部の機能の分散を図り、大きな拡張性と高い障害対応性を実現している。最大構成では、同時接続ユーザー数に制限がない。
用途としては、(1)大規模ホール会場と多数の拠点を接続した映像カンファレンスや事業所への一斉同報、(2)企業における会議・研修・教育といった小規模複数グループでのコミュニケーション、(3)映像とPC遠隔制御機能を利用したリモートメンテナンス、(4)カメラの遠隔制御機能を駆使しての犯罪防止や災害監視システム、(5)設備保守や店舗管理といった映像によるセキュリティシステム─―など、幅広い分野を想定している。
価格は、同時接続クライアント数4の最小構成で83万4000円から。同時接続数4−2048までのライセンスを用意しており、32同時接続の構成の場合が611万8000円など。