ネットワンシステムズ(澤田 脩社長)は、日本サイバースペース(柴田耕作社長) から、セキュリティ分野におけるコンサルティング、システム開発、システム運用事業を10月1日付で譲渡されたと発表した。現在、日本サイバースペースのサービスを利用している顧客は、ネットワンシステムズへのサービス承継に同意することで、引き続きサービスを受けることができる。
譲り受けた事業は、(1)「セキュリティ・コンサルティング」で、情報セキュリティリスク診断、Web 脆弱性診断、ISMS導入支援、個人情報保護法対応支援、特定認証業務、認定取得支援、WebTrust for CA認定など、(2)「セキュリティ・システム開発」で、電子認証局の構築、文書管理・文書送信アプリケーション開発、オンラインクレジット決済システム構築など、(3)「セキュリティ・システム運用」で電子認証局の運用管理、各種監視サービス、ホスティングサービス、ハウジングサービスなどの――の3分野。
ネットワンシステムズでは、外部セキュリティに加え、組織内部の犯行・過失から情報資産を保護する内部セキュリティの顧客ニーズが増大しており、セキュリティ対策とネットワークパフォーマンスのバランスが求められていた。このため、コンサルティングに基づく適切なセキュリティポリシー策定を始め、導入後の運用をふまえたネットワーク設計や柔軟性の高いサービス提供が欠かせないと判断し、日本サイバースペースのセキュリティ事業を譲り受けるに至ったもの。