フィンランドのエフ・セキュアは、ISP向けにネットワークの不正使用を防止するアプライアンス製品「F−Secure Network Control」を発表した。日本での発売日は未定。
スパム・ボットやゾンビによるサービス拒否攻撃など、ISPの帯域の輻そう、利益の損失、およびヘルプデスクの負荷となるゼロ・デイ攻撃の防止を目的としたもの。パターン認識技術と詳細なパケット検査を利用し、予期せぬ脅威に対抗する。
また、セグメント技術のROMmon買収によって実現した新技術を搭載し、帯域の輻そうの原因となっているユーザーを、オンライン・スキャナを使用したウイルス削除とWindowsのアップデートを案内するWebページにリダイレクト。抽出したユーザーのコンピュータがネットワーク・トラフィック混乱の原因でなくなった時点で、インターネット・アクセスを自動的に回復させる。この際、ユーザーにセキュリティサービスの加入を提案するため、ISPはサービス加入による収益の増加も期待できる。