NTTデータ(浜口友一社長)と日立製作所 情報・通信グループ(日立、古川一夫グループ長&CEO)は、NTTデータの金融機関向け情報系システム構築ソリューション「FINALUNA」の機能拡充の一環として、日立の統合システム運用管理ソフト「JP1」を「FINALUNA」の運用管理製品として採用し、NTTデータが日立から再販パートナー契約に基づく製品提供を受けることで合意した。
NTTデータの「FINALUNA」は、同社のシステムインテグレーションと推奨製品群で構成。金融機関向け情報系システムの開発生産性を、従来の20%向上できるという。日立の「JP1」は、UNIXやWindows、Linuxなどのマルチプラットフォーム環境に対応する統合システム運用管理ソフトで、ジョブ管理やネットワーク管理など各運用管理機能ごとのポイントソリューションから、システム運用管理全体を対象としたトータルソリューションまで対応できる。
今回の提携で、NTTデータは、情報系システムに必要な製品を金融機関へワンストップで提供する「FINALUNA」のアプライアンス製品を揃えることができる。一方、日立は、「JP1」の製品開発および販売支援部門による「FINALUNA」向け技術支援・サポート体制を設け、「JP1」をはじめ、各種ソフトウェアの「FINALUNA」提供を進める。