RSAセキュリティとサン電子、S/MIME対応セキュリティ製品の開発/販売で提携

ニューズフロント

2005-12-22 15:36

 RSAセキュリティとサン電子は12月22日、電子メールを対象とするフィッシング詐欺対策ソリューションの開発および販売で提携したと発表した。RSAセキュリティはサン電子の開発した「S/MIMEエンジン」を、「RSA BSAFEフィッシング対策ソリューション」として販売していく。

 S/MIMEエンジンは、電子メール向けセキュリティ仕様であるS/MIMEを実装するためのライブラリ。RSAセキュリティのツールキット「RSA BSAFE Cert-C」を使ってパッケージ化した。

 S/MIMEエンジンをベースとするRSA BSAFEフィッシング対策ソリューションを利用すると、既存のメール配信アプリケーション内にS/MIMEによる電子署名および暗号化機能を組み込める。同ソリューションの価格は、1ドメイン/1サーバ当たりライセンス料が250万円、年間保守料が37万5000円。

 サン電子は、S/MIMEエンジンを組み込んだメールサーバ向けゲートウェイソフト「SPIS-BOX SMS-200」を販売する。同ソフトを既存のメールサーバに接続すると、電子署名をメールに付加して配信する処理を自動化できる。価格は、初期導入費用が140万円、年間ライセンス使用料が1メールアドレス当たり16万8000円(企業の代表メールアドレス向け)または8400円(各社員のメールアドレス向け)。

 両社は、RSA BSAFEフィッシング対策ソリューションおよびSPIS-BOX SMS-200に対し、インテックの企業向けS/MIME証明書「EINS/PKI+セキュアメール・サイン」を用意する。価格は1枚当たり年額5万円。ただし、2006年3月末まではキャンペーン価格として3万5000円で提供する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    「2024年版脅威ハンティングレポート」より—アジアでサイバー攻撃の標的になりやすい業界とは?

  4. セキュリティ

    生成AIを利用した標的型攻撃とはどのようなものなのか?実態を明らかにして効果的な対策を考える

  5. ビジネスアプリケーション

    Microsoft 365で全てを完結しない選択、サイボウズが提示するGaroonとの連携による効果

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]