マウンテンビューデータは2月23日、Linuxシステムリカバリ/プロビジョニング用ソフトウェア「PowerCockpit」の新バージョン2.2の販売活動を開始すると発表した。
PowerCockpit は、主にシステムリカバリ用途で利用されているソフトウェア。ダウンから数分でシステムを再インストールして起動することができる。また、独自技術の「スマート・イメージ」を利用することで、異種のハードウエアへのプロビジョニングも可能にする。新バージョンでは、オプションモジュールによる個別の機能を追加。最新Linuxディストリビューションやハードウェアへの対応が追加されている。
具体的なオプションモジュールは、Windowsのデプロイモジュール、イメージの暗号化モジュール、Restore CDのモジュール。Windowsのデプロイモジュールは、Windows 2000/XP/2003のプロビジョニングやシステムリカバリを可能にする。
Restore CDのモジュールは、サーバのシステムをCD/DVDメディアに保存し、リカバリの際に自動的に数分でシステムをリカバリ、起動させる。暗号化モジュールは、1024ビットの暗号化技術を利用したセキュリティ強化モジュール。
一方、新たに対応されるLinux新規ディストリビューションは、Red Hat Enterprise Linux 4.0およびSuSE Linux Enterprise Server 9。また、SATAなど各種デバイスドライバに対応したことで、IBM、HP、Dell、日立、NEC、富士通などの大手サーバメーカーの多くの機種に対応した。価格は、管理サーバと8ノードの基本セットに年間プロダクトサービスを付けた標準版で40万9500円。