サイバーテック、社内システムのアカウント情報を統合管理できるソリューションを発売

柴田克己(編集部)

2006-03-28 22:26

 サイバーテックは3月28日、XMLアーキテクチャを採用したアカウントID統合ソリューションパック「Cyber ID Meister(サイバー・アイディ・マイスタ)」を発売した。

 Cyber ID Meisterは、人事システムから取得した各ユーザーのアカウントに関する情報を統合し、企業内に存在する各業務システムやグループウェア、メールサーバなどの設定に全自動で反映させるシステム。複数のシステムが個別のスキームによって管理されている場合などに発生するアカウント管理のコストやセキュリティリスクを低減させることが可能になるという。

 人事マスタ、統合アカウントデータベース、各業務システムのアカウント情報の連携は、データ連係ツールを利用したマッピング方式で実現するため、導入に当たって既存のシステムに手を加える必要がない。接続先は、Lotus Notes/Dominoの公開アドレス帳、メールボックス、Active Directory、RDB、CSV、XML、ファイルシステム、Excel、ODBCなど、ほぼすべてのフォーマットに対応する。

 Cyber ID Meisterでは、統合アカウントデータベースとして、同社の開発するXMLネイティブデータベース「Cyber Luxeon」を採用しており、階層化された人と組織の情報をXMLで管理する。また、将来的な属性の追加や変更の際にもシステムを停止する必要がないという。同社では、Cyber ID Meisterの導入対象企業として、500以上のアカウントを複数のシステムで保有および管理する中堅、大企業としている。

 Cyber ID Meisterの販売価格は1680万円(Windows版、1CPU、ユーザー数無制限、税別)。この価格には、アカウント統合データベースのCyber Luxeon、データ連係ツール、Lotus Notes/Domino Adapter、Lotus Notes/Domino ID Adapter、Active Directory/LDAP Adapter、初年度保守サポート、連携開発(3システムまで)、開発トレーニングの費用が含まれる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ChatGPTに関連する詐欺が大幅に増加、パロアルトの調査結果に見るマルウェアの現状

  2. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    いま製造業がランサムウェアに狙われている!その被害の実態と実施すべき対策について知る

  5. セキュリティ

    ランサムウェア攻撃に狙われる医療機関、今すぐ実践すべきセキュリティ対策とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]