サイバーテックは、XMLデータベース「Cyber Luxeon(サイバーラクセオン)Ver.1」の出荷を3月28日に開始すると発表した。
Cyber Luxeonは、同社が2005年に米ソニックソフトウェアから事業取得したXMLデータベース「eXcelon」(Sonic XIS)をベースに機能強化を行った製品。今後はサイバーテックが開発、販売、サポートを継続的に行っていく。なお、Cyber Luxeonのコア部分であるオブジェクト指向データベース「ObjectStore」に関しては、ソニックソフトウェアからOEM提供を受ける形で製品に組み込まれる。
Cyber Luxeonでは、Sonic XISにおけるアプリケーションとキャッシュサーバ間の通信方式を見直すことにより、パフォーマンスを向上させた。理論値で約15〜20%のオーバーヘッドを解消したという。そのほか、Windows Server 2003への対応、最新版ObjectStoreの組み込み、バグフィックス、JDK 1.4以上の開発環境への対応、インストールマニュアルの日本語化、専用サポート窓口の設置なども行われる。
また、システムのレスポンスを向上させるためのXMLデータ設計やキャッシュ設定といったノウハウを積極的に提供するなど、サポート体制も強化する。
サイバーテックでは、2006年9月に全文検索機構を強化したVer.2、2007年2月に64bit環境に対応したVer.3をリリースする予定。
Cyber Luxeon Ver.1の動作環境は、Windows Server 2003、Windows XP Professional、Solaris10。価格は、Windows版の開発ライセンスが38万円/1ユーザー(税別、以下同)、実行ライセンスが450万円/1CPU、実行ライセンスLite(データベースサイズに制限あり)が98万円/1CPU、年間保守サポート費用はライセンス価格の20%。Solaris版の実行ライセンスは550万円/1CPU、年間保守サポート費用が110万円/1CPU。Windows版には、開発ライセンスを一定期間無料で使用できる試用版も用意されている。