日本IBMなど、電子タグ利用した医薬品のトレーサビリティシステムを開発

ニューズフロント 2006年04月10日 23時00分

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 日本IBMなどは4月10日、電子タグを利用した医薬品のトレーサビリティシステムを開発したと発表した。製薬会社から出荷された医薬品が、病院で患者に投与されるまでの経路を詳細に追跡できるという。

 日本IBMをはじめ、国立病院機構京都医療センター、京都高度情報化推進協議会、Auto-ID ラボ・ジャパンの合計4つの企業と団体が共同で開発し、実証実験を行った。

 日本IBMなどは、2004年から電子タグを利用した医薬品のトレーサビリティシステムに関する技術開発に取り組み、2005年には病院内でのシステム実証実験を実施している。

 今回は実験の規模を病院外まで拡大。三菱ウェルファーマの薬剤約60個に電子タグを取り付け、3月6日から16日までのあいだ実際に流通させた。これにより病院からの発注、製薬会社からの出荷、病院への入荷、患者への投与といったすべての流れを追跡したという。

 同時にトレーサビリティシステムの機能を拡充し、新たに薬品名、有効期限、ロット番号などから、現在流通している医薬品を検索できるようにした。一部の医薬品に汚染や変質が見つかった場合、これらの情報を検索することで、該当する医薬品の在庫状況などを把握できる。投与の中止や回収、投与された患者の照合などをすばやく行えるため、被害の低減を図れるという。

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