NECは4月14日、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトの最新版「Obbligato II R7.1」の販売を開始した。税別価格は275万円から(5クライアント)。
PLMは、製品製造に関するあらゆるデータとプロセスを、部門や企業の枠を超えて統合管理することで、製品の早期市場投入、コスト削減、品質向上を目指す手法。PLMソフトであるObbligatoを利用すれば、グローバル展開する企業でも一元的な情報共有および活用が可能となり、グローバルに分散した開発設計環境の効率的な構築を実現する。
最新版のObbligato II R7.1は、多言語環境に対応し、日本語、中国語、英語などの多言語が混在した部品表などの各種製品データを一元管理可能となった。GUIベースのカスタマイズ支援機能を備え、ユーザー企業自身が画面レイアウトやメニューバーに表示する機能などを容易に定義できる。表示データの列の順番など、各種設定の既定値をユーザーごとに変えられるパーソナライズ機能により、それぞれのユーザーに合わせて使い勝手のよい環境を構築できる。
NECでは、今後3年間の「Obbligato II」導入数を、全世界で300サイトと見込む。