ニフティは6月12日、インターネットサービス「@nifty」の法人向けメールサービス「メールアウトソーシングサービス」において、セキュリティ面などの機能強化と、パートナー企業向け管理機能の追加を実施した。
メールアウトソーシングサービスは、インターネットサービスプロバイダやホスティング業者、ネットワークサービス/製品などを手がけるシステムインテグレータ向けの、大規模メールサービスである。
ニフティでは、ウイルスチェックや迷惑メールフィルターといった一般的なセキュリティ機能に加え、「メール保存サービス」「外部発信権設定」「メール転送制限機能」「受信禁止ドメイン設定」といった新しいセキュリティ機能を設けた。また、アカウントごとの「POPアクセス禁止設定」が可能となり、ウェブメールのみを利用させることで、PC紛失などによる情報漏えいも防止できるようにした。
新たに、メールボックスの容量をアカウント単位で変える機能を追加した。携帯電話のブラウザにも対応し、時間や場所を選ばずメールを送受信できるようになった。さらに、管理画面からPOPログ、SMTPログ、ウイルスログをダウンロードできる「メールログ検索サービス」をオプションとして提供する。
また、ニフティは、メールアウトソーシングサービスを自社商品として販売するパートナー企業向けとして、メールシステムの詳細設定を顧客ニーズに合わせて構築可能な管理機能も提供していく。