日本IBM、テクマトリックス、アイピーロックスジャパンの3社は6月28日、データベースのセキュリティ強化を可能とするパッケージ製品「DB内部監査スタートパック」を発表した。2006年7月下旬に提供を開始する予定。
同パッケージ製品は、個人情報や財務情報などを扱う企業内データベースに対するアクセスを監視し、データベース運用に関する法令順守の証明を支援する。アイピーロックスのデータベースセキュリティソフト「IPLocks」、IBMのデータベース管理ソフト「IBM DB2 UDB V8.2」、アプリケーションサーバソフト「IBM WebSphere Application Server V6.0」、IAサーバ「IBM System x」で構成する。
データベースの規模や目的に合わせ、3種類のエディションを用意する。あらかじめ必要な機能が盛り込まれているため、導入に必要な時間を大幅に短縮できるという。さらに、3社は「信頼性の高いハード、ソフト構成を特別価格で提供するため、従来よりも少ない投資金額でデータベースセキュリティの強化を実現できる」としている。各エディションの概要は以下のとおり。
- エントリー版:搭載プロセッサが1〜2個のデータベースサーバ1台によるシステム向け。198万円から
- スタンダード版:搭載プロセッサが1〜2個のデータベースサーバ2台によるシステム向け。498万円から
- エンタープライズ版:搭載プロセッサが3〜8個のデータベースサーバ2台によるシステム向け。698万円から
なお、テクマトリックスでは、今後2年間で2億円の売り上げを見込んでいる。