NECは7月12日、CADやCG作成などに適した水冷システム採用の高性能ワークステーションモデル「Express5800/54Ca」を発売すると発表した。
Express5800/54Caは、CPUにPentium4 631(3GHz)や661(3.60GHz)、ビデオカードにQuadro NVS 285やQuadro FX 4500を採用したワークステーションモデルだ。NECが サーバモデルなどに搭載し実績を上げている水冷ユニットを採用しているのが大きな特長になる。これにより、通常のワークステーションのファン動作音が40dB以上になるのに対し、同モデルでは35dB以下の静音環境を実現しているという。また、水冷ユニットの採用に基づき、稼動状況を監視するソフトウェア「ESMPRO」を標準搭載している。
Express5800/54Caの価格はPentium4 631(3Ghz)採用モデルが31万2000円、Pentium4 661(3.60Ghz)採用モデルが67万6000円となっており、出荷時期は7月20日が予定されている。また、今回の発表に合わせてデュアルコアXeon搭載モデル「Express5800/56Xd」の商品化も発表されており、同社のワークステーションラインアップの強化を図っている。
![画像の説明](/story_media/20168287/060712nec_p.jpg)