マイクロソフトは9月21日、法人市場向けの新ビジョン「People ready business - 社員力を、経営力に。」を発表した。今後、同ビジョンにもとづき、大規模な広告の展開、新製品の投入、パートナーシップの加速などに取り組み、法人市場向け営業およびマーケティング活動を強化していく。
マイクロソフトは、「企業にとって最も重要な経営資源は『社員』であり、『社員』の潜在力を最大限に引き出すことがビジネスの成功につながる」と指摘する。この考えを実現している企業を、マイクロソフトは「People ready business」と呼ぶ。
そのうえで、「社員の力を引き出し経営力を高めるためには、安全で信頼性が高く、企業内外のさまざまなITシステムとの接続性に優れ、個人やチームの高い生産性を実現する情報基盤を形作るソフトが必要」(同社)と述べる。
具体的な取り組みとしては、テレビや新聞、雑誌、オンライン媒体を中心とする大規模な広告展開を9月22日から始める。同ビジョンの詳細を取り上げたウェブサイトも開設する。
また、「企業パフォーマンスの向上」「コンプライアンスのためのIT活用とガバナンス」「“モバイル”活用で社員力強化」「ビジネスの生産性を支えるIT基盤の最適化」「アプリケーションプラットフォームの最適化」「セキュア管理基盤強化」というテーマごとに、10月よりさまざまな施策を進める。
なお、8月29日から提供している無償サービス「“社員力”強化プロジェクト」は、同ビジョンにもとづく活動の一環という。