HOWSは4月23日、Ajaxを採用したウェブメールサービス「HOWS Mail」のベータ版を公開した。Ajaxによる非同期通信を利用したデータの先読みと画面の部分的な再読み込みを組み合わせ、高速の画面表示を実現したという。ユーザーIDとパスワードを登録すれば誰でも利用できる。
HOWS Mailは、メールクライアント風の3ペイン型インターフェースを採用する。フォルダ一覧、メール一覧、メール本文の表示枠で構成し、ドラック&ドロップ操作による各フォルダへのメール移動、複数メールの一括移動や削除などを行える。
同社の開発したAjaxコンポーネントを使って起動時間を短縮したほか、データ形式にJSON(JavaScript Object Notation)を採用して、送受信速度を最適化したという。対応OSはWindows XP SP2。ウェブブラウザにInternet Explorer 6.0 SP2またはMozilla Firefox 1.5を必要とする。
HOWSでは、企業の情報セキュリティ対策の一環としてクライアントPCにデータの残さないウェブメールサービスの需要を見込み、6月をめどに製品版「HOWS Mail Ver.1.0」の販売提供を始める予定。HOWS Mail Ver.1.0の価格は未定となっている。