IBM、「POWER6」チップ発表--新サーバ「System p 570」に搭載へ

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-05-22 10:32

 IBMは米国時間5月21日、「POWER6」マイクロプロセッサと、同チップを採用したUNIXベースサーバを発表した。

 POWER6は、処理速度が前の「POWER5+」チップの2倍となる4.7GHzで動作する設計となっている。ただし、IBMでは、処理速度をPOWER5チップの2倍する一方で、消費電力を同等に保つことも目指している。

 先に報道されたように、IBMは、この新しいデュアルコアチップPOWER6を最高8基搭載可能なUNIXサーバ「IBM System p 570」を発売することを明らかにした。同システムは6月8日に6万ドルからの価格で発売される、とIBMの関係者は語っている。

 同社は、UNIX対応の「System p」シリーズと、「i5/OS」対応の「System i」シリーズの2つのサーバシリーズでPOWER6チップを採用する計画だ。これらのシステムはすべてLinuxにも対応する。

 POWER6チップを搭載したSystem iの出荷スケジュールと価格体系はまだ明らかになっていない。

 IBMはまた、「POWER6 Live Partition Mobility」という機能を2007年中にリリースすることも明らかにした。同機能を使うと、実行中のUNIXのインスタンスを1つの物理マシンから別のマシンへ移動できる。ハードウェアの不具合に対して柔軟性と保護を提供するこの機能は現在ベータテスト中。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

  5. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]