クオリティとサイトロックは6月28日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)方式を採用した「siteROCK Client Care」を職員の自宅PCを対象にしたサービスとして、7月2日から販売を開始すると発表した。
siteROCK Client Careは、職員の自宅にある個人用PCの「Winny」を媒介とした情報漏洩事故が次々に発生していることを受け、職員の自宅PCを対象にポリシーとして設定したセキュリティ対策を自動的、継続的に保つことを目的としたサービス。
セキュリティ維持管理エンジン「ISM(IT Security Manager)」を利用し、Windowsセキュリティパッチの全台数更新やセキュリティパッチ適用レポートの作成、ハードウェア構成・インストールソフトウェアの台帳作成、不正ソフト探査、レポート作成、ウイルスワクチンソフトのパターンファイル更新状況レポート作成などを、PCにインストールすることなく行うことができる。
パッチ適応状況、ウイルスワクチンソフト運用状況、不正ソフトの使用状況からセキュリティレベルを診断し、ユーザー企業ごとのレポートページ上からインジケータで表示される。なお、管理用サーバの運用はISMサービスを運営するパートナー企業が複数企業で共有する「マルチテナント方式」で提供するため、利用者はサーバの構築や日々の運用、バージョンアップ時などの対応が不要となり、また企業ごとにクライアントPCの管理項目を自由に変更でできる。
またクオリティでは、今回のセキュリティサービスを情報システム管理者やセキュリティ担当者が自宅PCで体験できるモニターの受付を、7月2日から開始する。募集期間は7月2日から9月30日までの3カ月間で、モニターとして登録するとISMによるサービスを1カ月間無料で利用できる。