ネットワールドとクオリティは6月20日、ネットワールドとカナダのFaronicsが共同開発した「バーチャルシンクライアント(VTC)」ソリューションの提供で提携することを発表した。
VTCは、既存PCのOSやアプリケーションの環境や内容を残したままで、仮想的にシンクライアントと同様の効果を実現するソリューション。ネットワールドとクオリティは、PCセキュリティの統合基盤として提供している「QND/QAW」にVTC連携機能を追加し、7月より提供を開始する。
具体的には、QND/QAWが対象PCのディスク内を確認し、不正なソフトウェアを検出。その後、アンインストールして統一環境を整備し、VTCのクライアントモジュールの配信と設定を行うことになる。運用が始まった後もQND/QAWのタスクを使ってVTCの設定を一時的に解除し、OSなどのセキュリティパッチやアンチウイルスソフトのパターンファイルの更新作業を行うことができる。
価格はオープン。参考価格は、VTCが50クライアントで49万5000円 、QND Plusが50クライアントで44万8500円、合計94万3500円。年間200セット、うちQNDの売上1億円を目指す。