日立製作所は6月28日、東京大学情報基盤センターに納入したスーパーテクニカルサーバ「SR11000 モデルJ2」が、27日に発表された「TOP500スーパーコンピュータ・サイト」で、国産スカラー型機において首位を獲得したと発表した。
TOP500は、科学技術計算向けコンピュータの代表的ベンチマークプログラム「LINPACK」を使い、世界中のスパコンの性能を計測し、500位までの順位をつけるプロジェクト。
SR11000 モデルJ2は、2005年3月に稼働を開始した「SR11000 モデルJ1」の総理論ピーク性能を3.5倍の18.8テラフロップスに、総メモリ容量を2.9倍の16テラバイトに向上したシステムで、1ノードあたり16プロセッサの128ノードで構成されている。
同システムは、東京大学情報基盤センターの全国共同利用部門であるスーパーコンピューティング部門に設置され、各大学・研究機関などから共同利用されている。