理化学研究所など、1ペタフロップスの高速コンピュータを構築--理論性能でBlueGene/Lの約3倍

CNET Japan Staff 2006年06月20日 09時11分

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 独立行政法人理化学研究所(理研)と日本SGI、インテルの3法人は6月19日、理論ピーク性能1ペタフロップスの分子動力学シミュレーション専用コンピュータ・システム「MDGRAPE-3(エムディーグレープ・スリー)」の構築に成功したことを発表した。1ペタフロップスは、1秒間に1000兆回の演算を行う能力を指す。

 このシステムは、理研の開発した分子動力学シミュレーション専用LSIチップである「MDGRAPE-3チップ」を24個搭載したユニット201台(計4808チップ)に、インテル製のXeonプロセッサ5000番台(開発コード名:Dempsey)コアを256個搭載した並列サーバ64台と、Xeonプロセッサ3.2GHz(2次キャッシュ1MB)コアを74個搭載した並列サーバ37台を接続した構成。

MDGRAPE-3システム 理化学研究所の横浜研究所に設置されたMDGRAPE-3システム。6月24日に一般公開される予定

 スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500(www.top500.org)」(2006年6月16日現在)リストで第1位にランクされている汎用スーパーコンピュータは、米ローレンスリバモア研究所の保有する「IBM BlueGene/L」。この理論ピーク性能は360テラフロップスであり、MDGRAPE-3はその約3倍の性能を有することになる。

 なお、MDGRAPE-3は「Linpackベンチマーク」を実行できないため、同ランキングに登場することはない。

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