Apache HTTP Serverに、2件の脆弱性が発見された。
JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベースで、mod_statusモジュールにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性および、Prefork MPM モジュールにおけるサービス運用妨害(DoS)の2件の脆弱性が公開されている。
1件目のmod_statusモジュールにおいては、ブラウザーの文字コード処理に不備が存在する。影響を受けるシステムとバージョンはApache HTTP Server 2.2.0と2.2.3、2.2.4。
mod_statusモジュールは、デフォルト設定では無効となっている。このため回避策は、mod_statusモジュールを無効のまま運用するか、修正が施されたApache HTTP Server 2.3.0(開発版)を用いるかのいずれかとなる。
2件目のPrefork MPM モジュールにおいては、worker_scoreとprocess_scoreの配列にマスタープロセスからシステムに有効なSIGUSR1シグナルを送ることを許してしまう脆弱性が存在する。影響を受けるシステムとバージョンはApache HTTP Server 1.3.37と2.0.59、2.2.4。
これらの任意のプロセスを不正に停止されることでサービス運用妨害 (DoS)状態になる可能性がある。回避策は、Apache HTTP Server 2.3.0(開発版)を用いること。