Apache Tuscanyプロジェクトは31日、Java SCAプロジェクトの新しいバージョン「Apache Tuscany SCA Java 0.99-incubating」をリリースした。
Apache Tuscanyは、SOA技術の仕様の一つであるSCA(Service Component Archetecture)の実装を行うプロジェクト。サブプロジェクトであるJava SCAプロジェクトは、Tuscanyの中核となるプロジェクトであり、サービスを構成する際にプログラミング言語に依存しないサービス指向のモデルを定義する。仕様はSCA specification 1.0に準拠している。
今回のリリースでは、より忠実にSCA specification 1.0へ準拠するようになったほか、分散SCAドメイン、SCAポリシーなどへのサポートが追加された。また、起動時間が短縮されてメモリの使用量も削減されたほか、多数のバグの修正も行われた。
今回のリリースは、最終リリースである1.0の前段階のリリースとなる予定である。