シマンテックは10月4日、企業向けエンドポイントセキュリティの新版となる「Symantec Endpoint Protection 11.0」と「Symantec Network Access Control 11.0」の発売を開始したと発表した。
Symantec Endpoint Protectionは、同社のウイルス対策製品「Symantec AntiVirus」に脅威防止機能を統合して、ひとつのエージェントとし、ひとつのコンソールから管理できるようにした製品。Symantec Network Access Controlは、Symantec Endpoint Protectionと一元化された管理コンソールで、エンドポイントからのアクセスをコントロールする製品。ラップトップ、デスクトップ、サーバにおけるマルウェアやデータ喪失といった問題に対し、防御効果を発揮する。
またシマンテックは、Symantec Endpoint Protectionのパブリックベータテストに参加した米国の顧客について第三者機関によって調査を行い、シングルエージェント型の統合エンドポイントセキュリティソリューションである同製品によって、作業効率がどの程度向上するかを数値化した調査結果を発表している。
調査結果によると、現在の管理所要時間が平均して75%削減でき、ある顧客企業のケースでは、毎週のセキュリティ関連レポート作成の時間が97%削減できると想定している。また、社内で認められたアプリケーションだけにアクセスを限定するアプリケーション制御機能によって、コスト削減と運用効率向上の面で大きなプラス要因となる可能性があるとしている。