リアルコムは10月10日、EMCジャパンがリアルコムの情報共有基盤「Realcom KnowledgeMarket」を全社導入しことを発表した。EMCジャパンでは、KnowledgeMarketで情報へのアクセス性が向上し、業務の効率化・生産性向上が期待できるとして、全社導入に踏み切った。
EMCジャパンは、今回のKnowledgeMarketの全社展開に対して、(1)全社の情報基盤として利用され、効率的な情報共有を実現する、(2)仕事ぶりを通じて社員個人の専門性を顕在化する、(3)組織の壁を超えた相互コミュニケーションを実現する――という3つの狙いを掲げている。
具体的には、全社の情報共有はKnowledgeMarket上で行うことを明文化し、全社と部門ごとのポータルサイトへ既存システムの情報を移行・集約。今後は業務情報のやり取りにKnowledgeMarketを利用することで、社員同士がやり取りして、双方向性のある情報共有が可能になるという。
また、既存システムとのリンクを設けることで散在する情報にアクセスしやすくなるという。各ポータルでは、担当分野ごとのカテゴリーを設けて情報共有を推進していくことで、「誰が何に詳しいのか」というKnow-Whoを構築し、社員同士の自発的なやり取りを促進して、個人が持っている知識・ノウハウを組織全体で共有できる環境を整えたことになる。
KnowledgeMarketは、プレゼンス情報と連携する企業内電話帳、ブログ、コンテンツ管理、ブログ、マッシュアップポータルなどの機能を搭載している。