Ubuntuプロジェクトは10月18日、Linuxディストリビューション「Ubuntu」の新バージョン「Ubuntu 7.10」をリリースした。
Ubuntuは、主にデスクトップ用途をターゲットとしたオープンソースのLinuxディストリビューション。簡単なインストール作業ですぐに使い始めることができ、ソフトウェアのアップデートも容易に行えることを特徴としている。また、多言語サポートにも力を入れている。
Ubuntu 7.10には複数のエディションが存在するが、一般的なデスクトップ向けの「Ubuntu Desktop 7.10」では、以前のバージョンである「Ubuntu Desktop 7.04」と比較してさまざまな新しい機能が追加さている。
まず、ハードウェア管理が強化されてプラグアンドプレイ機能が向上し、プリンタを接続した際に、より適切に自動設定を行えるようになった。また、ディスプレイのサポートも強化され、ラップトップで外部VGA出力の出力先を変えたい場合でも、簡単に再設定を行って変えることが可能になった。さらに、Windowsとの互換性に関しては、NTFS形式のファイルの読み書きができるようになった。そのほかにも、3Dのユーザインタフェースや、デスクトップ検索機能などが追加されている。