デル、EqualLogicブランドのストレージ製品を発表

文:Colin Barker(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-02-06 17:16

 ネットワークストレージのEqualLogicの買収を先週完了したばかりのDellは米国時間2月4日、自社名を付けた初のEqualLogic製品「Dell EqualLogic PS5000 Series」を発表した。

 PS5000 Seriesは、記憶容量が異なる3種類のiSCSI対応ストレージアレイ製品群である。エントリレベルである「PS5000E」は、容量は最大16Tバイトで、1TバイトのSerial ATA II対応ドライブを16台サポートする。価格は2万9110ドル。

 「PS5000X」は、ディスク回転速度10000rpmのSerial Attached SCSI(SAS)ドライブを搭載し、6.4Tバイトのストレージ容量を持つ。「PS5000XV」では、15000rpmのSASドライブをサポートし、ストレージ容量は最大4.8Tバイト。

 DellがEqualLogicを14億ドルで買収すると発表したのは、11月のことだ。PS5000 Seriesはそれからそれほど時間をかけずに登場する初のDellブランド製品となるため、Dellは製品設計に大きな影響を与えていないと思われる。Dellは、「間もなく」新しい製品を発表することをほのめかしているが、4日の発表時に同社幹部は詳細を明らかにしなかった。

 EqualLogic製品で、Dellのミッドレンジストレージラインにイノベーションをもたらすことが予想されている。Dellのストレージ担当セールスエンジニアであるLiam Farrell氏がそれを実演し、それぞれのグリッドに16台のドライブを搭載しながらも全体を1台として動かしてみせた。運行中にストレージアレイから2台のドライブを抜いても、支障はなかった。設定を自動で行うため、空調の騒音が大きくなること以外は、変更があった兆候はない。新製品は性能、柔軟性、信頼性が改善しており、16台のディスク構成が可能だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  2. セキュリティ

    セキュリティに対する意識や対策状況の違いが浮き彫り--日米豪における情報セキュリティの実態を調査

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]