マイクロソフトが米ヤフー買収のパートナー探しに奔走--WSJ報道

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦 2008年07月03日 10時56分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 いつまでも回転を続け、止まらないメリーゴーランドのように、Microsoft、Yahoo、Googleをめぐる動きは続いている。Wall Street Journal(WSJ)紙は米国時間7月2日の夜、Microsoftがここ数日、Yahooにあらためて検索事業の買収を持ちかけるのに有利になりそうなパートナーを探していると報じた。

 しかし、Microsoftが6月30日に予定されていたYahoo会長Roy Bostock氏との会談をキャンセルしたことから、同社はYahooの買収に同調するパートナーをまだ1つも見つけられていないのではないかと、WSJでは推測している。

 また、最近になってMicrosoftが大物投資家のCarl Icahn氏に会い、Yahooの経営陣への圧力を高めるため、同氏が提唱する委任状争奪戦においても攻勢を強めるよう要請したと、WSJは伝えている。

 Microsoftから、いっさいコメントは得られなかった。しかし、複数の情報筋に取材したところ、複数の大株主および少なくとも1人のYahoo取締役は、あらためてYahooの検索事業買収を提案するようMicrosoftに持ちかけているという。これに対してMicrosoftも申し出を検討しているとのことだ。

 また、Microsoftが、現時点でYahooの買収に興味を示す可能性があるパートナー候補のほぼすべてと、すでに顔を合わせているという事情もある。

 Yahooへの圧力は多方面で増しているように思われる。1つ目に、同社の株価が20ドルを切り、Microsoftが最初に買収提案を発表した2月1日以前の株価水準まで下落している。2つ目に、YahooとGoogleの検索広告提携について、連邦政府が正式に調査開始の方向に動いている。最後に、Yahooは今なお、Icahn氏との厳しい委任状争奪戦に直面している。

 WSJの記事では、両社の買収交渉の経緯や交渉決裂のいきさつなどについても、さらなる詳細を記している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化