アップル、iPhoneのコピー&ペースト機能実装を目指した「OpenClip」を無効へ

文:Matt Asay(Special to CNET News.com) 翻訳校正:湯木進悟

2008-08-26 06:54

 この事態を招くのに、それほど長くはかからなかった。多くの人々が、オープンソースの「OpenClip」により、iPhoneでコピー&ペースト機能が実現することへの期待を抱き始めたのに、すぐさまAppleは、「iPhone 2.1」ファームウェアアップデートで、OpenClipをシャットダウンする手法を編み出した

 もちろん、OpenClipそのものはオープンソースであり、おそらくは進取の気性に富む開発者たちが、2.1ファームウェアを回避する手法を見出すことであろう。または、こんなことが本当であれば驚きだが、多くのユーザーのリクエストに応えて、実はAppleが、コピー&ペースト機能の搭載を決定することになるかもしれない。

 しかしながら、コミュニティーでさえやはりAppleには従うしかないのだ。Larry Lessig氏の言葉を借りれば、コードこそが法であり、iPhoneのコードは、Appleが管理しているのである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  3. セキュリティ

    攻撃者は侵入ではなく“ログイン”する、エンドポイントとアイデンティティセキュリティを連携すべき理由

  4. モバイル

    目前の「Windows 10」サポート終了、「Windows 11」への移行負担を解消する最適解とは

  5. セキュリティ

    こんなにあった!従来型SIEMが抱える課題──次世代SIEMに必須の“8つの要件”とは?

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]