仮想化ソフトウェアを手がけるVMwareは米国時間10月21日、2008年第3四半期の決算を発表した。それによると、同四半期はサービスの売り上げが好調で、売上高が前年同期比32%増、純利益が同28%増を達成したという。この好決算のニュースを受けて、同社の株価は時間外取引で23%値を上げた。
一方、今後の業績見通しについて、VMwareは、2008年通期の売り上げの伸びを前年比42〜45%の範囲としながらも、その範囲の下限あたりになる可能性が高い、と注意を促した。
2008年第3四半期におけるVMwareの売上高は4億7200万ドルで、前年同期の3億5780万ドルから大幅に増加した。GAAPベースの純利益は、前年同期の6500万ドル(1株あたり18セント)から、8300万ドル(同21セント)まで拡大した。
ストックオプションをはじめとする特別項目を除いた非GAAPベースでは、純利益は9300万ドル(1株あたり24セント)となる。前年同期は8500万ドル(同23セント)だった。
同社の第3四半期決算は、売上高、利益ともにウォール街の予測を上回った。金融アナリストは、売上高4億6460万ドル、純利益1株あたり20セントを予測していた。
VMware最高経営責任者(CEO)のPaul Maritz氏は、「厳しい経済状況にもかかわらず、VMwareは好調な四半期決算を堅持できた」と声明で述べた。
VMwareの株価は、10月21日の取引を18.73ドルの終値で終えたあと、決算発表のニュースを受けて、時間外取引で23.20ドルにまで達した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ