サンフランシスコ発--Microsoftは、ブラウザ上でスプレッドシート、プレゼン用資料、ワード文書の作成、編集が可能なウェブ版Officeスイート「Office Web Applications」をリリースする準備を進めている。しかし、このスイートはインターネット接続が可能な場所でしか利用できない。
MicrosoftのシニアバイスプレジデントChris Capossela氏は、米国時間11月17日に行われたインタビューの中で、少なくとも当初は、ブラウザベースのExcel、Word、PowerPointにオフラインモードは搭載しないと語った。
Capossela氏は、「第一世代は、インターネットに接続した状態で利用する製品にするつもりである」とした上で、「オフラインでの利用には、無論、Officeスイートが非常に強力な製品となる」と付け加えた(この件に関するCapossela氏の完全なコメントは、下のYouTubeビデオで視聴可能。音質が悪い点をあらかじめお断りしておく)。
Googleは以前からGoogle Docsへのオフライン機能の追加に取り組んできた。またAdventNetもGoogleより早く、同社のウェブベースアプリケーションZohoにオフライン状態でもブラウザ内で作業できる機能を追加した。
Capossela氏のコメントは、ExchangeとSharepointのホステッド版「Microsoft Online」の発表を受けてのもの。
Microsoftは、10月にロサンゼルスで開催されたProfessional Developer Conferenceで、ブラウザベースのOfficeアプリケーションの発売を正式に発表した。2008年内に技術プレビュー版をリリース予定だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ