Western Digitalは米国時間3月30日、ソリッドステートドライブ(SSD)メーカーのSiliconSystemsを、6500万ドルで買収したとの正式発表を行った。
今回の買収により、2.5インチのHDD市場におけるトップメーカーとなるWestern Digitalにとっては、急成長を遂げるSSD市場への進出が強化されることになる。カリフォルニア州アリソビエホに本社があるSiliconSystemsは、2002年に設立され、通信、工業、組み込みシステム、医療、軍事、航空宇宙業界のアプリケーション向けに、SSD製品の製造を手がけてきた。SiliconSystemsの製品ラインアップには、2.5インチ、1.8インチ、CFカードのサイズで、SATA、EIDE、PCカード、USB、CFといった、多彩なインターフェースが含まれている。
カリフォルニア州フリーモントに本社があるWestern Digitalは、2.5インチのHDDを搭載するノートPC業界で、強力な存在感を示してきたものの、現在、急速に伸びているネットブックセグメントにおいては、その存在を示しきれていない。しかしながら、今回の買収により、Western Digitalは、ネットブック市場への速やかな進出を図れるようになる。
Western Digitalの社長兼最高経営責任者(CEO)であるJohn Coyne氏は「SiliconSystemsの知的財産および技術的な専門知識を獲得することで、ネットブック、クライアント、エンタープライズ市場向けの、当社のSSD開発プログラムは、著しく加速することになるだろう」との声明を、30日に発表している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ