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ライフサイズ、手のひらサイズのHDビデオ会議システムを発表

藤本京子(編集部)

2009-10-19 18:29

 ライフサイズ・コミュニケーションズは10月19日、手のひらサイズのHD(ハイディフィニション)ビデオ会議システム「LifeSize Passport」を発表した。

 これまでのHDビデオ会議システムは、会議室や役員室などハイエンドでの利用に限られており、小規模オフィスや在宅勤務者がビデオ会議システムを利用する場合は、画質の粗いウェブカメラが使用されていた。LifeSize Passportは幅20cm、奥行き12cm、高さ3cm、重さ450グラムとコンパクトサイズなため、「どんな場所でも簡単にHDビデオ会議ができるシステムだ」と、LifeSize CommunicationsのCEO 兼 共同創業者であるCraig Malloy氏は話す。

 製品の小型化が実現できた理由についてMalloy氏は、「さまざまな技術の進化によるものだが、中でも半導体の技術で、これまで複数のチップで実現していたエンコードとデコードが1つのチップで可能となったことが大きい」と述べている。

 LifeSize Passportは、組み込み型マイクロフォンを備えた固定焦点カメラ「LifeSize Passport with Focus」の価格が39万8000円(税別)、パンチルトズーム機能付カメラと小型マイクが装備された「LifeSize Passport with PTZ」の価格が49万8000円(税別)。これは、同社が現在提供している低価格HDビデオ会議システム「LifeSize Express with Focus」の69万8000円と比較しても非常に安価なシステムとなっているが、両モデルで採用されている技術はハイエンド製品ラインと同じだ。例えば、独自のネットワーク効率化技術により、低帯域でも高画質映像を提供できるという。また、変動する帯域状態にダイナミックに対応し、高品質なモーションコントロールと鮮明度を実現するという触れ込みの「Adaptive Motion Control」も利用できる。

 ライフサイズの国内総販売代理店である日立ハイテクノロジーズ ITソリューション営業本部 本部長の日置範行氏は、「これまで価格面から導入を控えていた中小企業が主なターゲット。また、限られた拠点のみで採用していた大企業もこの製品なら全拠点で展開できる」と語る。遠隔地の社員や在宅勤務者などの利用も想定しているという。

LifeSize LifeSize Passportを手にする日立ハイテクノロジーズの日置氏(左)と、同社のHDビデオ会議システムにて発表会に参加したLifeSize CommunicationsのMalloy氏(右)

 LifeSize Passportは、同社の他製品や標準規格に準拠した他社製ビデオ会議システムと接続できるのはもちろんのこと、インターネット電話サービス「Skype」の音声通話にも対応している。LifeSize Passportの画面からSkypeを選択するだけで、ほかのSkypeユーザーとコミュニケーションが可能だ。Skypeに対応したHDビデオコミュニケーションシステムは「世界初」(Malloy氏)という。

 同製品は、11月より日立ハイテクノロジーズおよび販売代理店を通じて提供される予定だ。

 ライフサイズでは同時に、既存の製品ラインアップを強化する「LifeSize 220」シリーズも発表した。コストパフォーマンスの高い「LifeSize Express 220」および中級クラスの「LifeSize Team 220」は1080pの解像度に対応し、ハイエンドシステムの「LifeSize Room 220」はこれまで接続可能な拠点が最大6拠点だったのが8拠点まで対応する。それぞれの価格は、LifeSize Express 220(Camera 200とMicPodを含む)が99万8000円(税別)、LifeSize Team 220(Camera 200とDual MicPodを含む)が200万円(税別)、LifeSize Room 220(Camera 200とLifeSize Phoneを含む)が280万円(税別)で、2009年第4四半期に発売予定だ。

 日立ハイテクノロジーズの日置氏によると、現在国内のHDビデオシステム市場におけるライフサイズ製品の販売シェアは10%弱だというが、「製品ラインアップの強化でシェアを20%にまで持っていきたい」としている。

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