ライフサイズコミュニケーションズは5月21日、デュアルディスプレイ対応のハイディフィニション(HD)ビデオ会議システム「LifeSize Express 200」を発表した。
同社では、LifeSize Express 200をHDビデオ会議を日本市場で普及させるための戦略的製品として位置づけており、従来製品よりもプライスパフォーマンスを向上させた。組み込み型マイクロフォンを備えた固定焦点カメラつきの「LifeSize Express 200 with Focus」が79万8000円、パンチルトズーム機能付カメラと小型マイクつきの「LifeSize Express 200 with PTZ」が89万8000円(いずれも税別、メーカー希望価格)となっている。
米LifeSize CommunicationsのCEO 兼 創業者 Craig Malloy氏は、「80万円を切る価格でデュアルディスプレイのビデオとコンテンツをサポートするHDビデオコミュニケーションシステムは業界初だ。Express 200は他社の同等システムと比べると、2倍のプライスパフォーマンスを提供できる」としている。
LifeSize Express 200は、さまざまなアプリケーションを使った対面型のコミュニケーションが可能で、グローバル企業におけるビデオ会議はもちろん、例えば医師がHDの医療イメージを患者や他の医師とリアルタイムで共有することや、教師が世界中の学生に対してHDで講義することもできる。
新型インフルエンザが世界的に広がり出張を控える企業も多い中、ビデオ会議の需要は高まっており、「LifeSize製品の引き合いも増えてきている」と、LifeSize Express 200の国内総販売代理店である日立ハイテクノロジーズ ITソリューション営業本部 本部長 日置範行氏は言う。Malloy氏は、「日本でのHDビデオ会議市場は今後も成長するだろう。2009年度(1〜12月)は、日本市場において10%のシェアを獲得したい」と述べた。
