ジュニパーネットワークスは1月12日、KDDIの米国法人であるKDDIアメリカが、同社のネットワーク製品「SRXシリーズ」を利用したソリューションである「トータル・マネージド・セキュリティ・ルーター」の販売を開始したと発表した。
KDDIアメリカが販売する「トータル・マネージド・セキュリティ・ルーター」は、マネージドネットワーク、ルータサービス、およびスイッチングサービスを提供し、様々な規模の企業における、コスト削減および効率の向上を促すソリューション。
具体的には、ネットワークの中央集中監視やログ管理を可能にし、WAN接続性、インフラストラクチャセキュリティ、オンサイトイーサネットネットワークを提供することによって、顧客のネットワークオペレーションの簡素化、メンテナンス費用の削減に貢献することが狙いという。
ルータ、スイッチ、ファイアウォールなどのインフラストラクチャの調達とメンテナンスの窓口をKDDIアメリカに一元化でき、簡素化できることで、顧客は自身のビジネスに集中できるとしている。
KDDIアメリカがSRXシリーズを選んだ理由としては、ハードウェアのサポートやメンテナンスにおける互換性、標準化、高いコスト効率といった点を挙げている。
KDDIアメリカでは、「トータル・マネージド・セキュリティ・ルーター」により、LANインフラストラクチャと併せて安全性の高いネットワークサービスをグローバルに提供していく考えという。また、同社では、スパム対策、ウイルス対策、ログ監査、追加LANポート、冗長化などのセキュリティおよびアクセスサービスを含む「トータル・マネージド・セキュリティ・ルーター」一式を2010年第1四半期に発売予定だ。