アイシロン・システムズは1月21日、インターネットデータセンター(iDC)の両毛データセンターが提供するシンクライアントサービスにアイシロンのストレージ製品「Isilon IQ」が採用されたことを発表した。
両毛データセンターは「Isilon IQ 1920x」を活用。両毛データセンターが提供するシンクライアントソリューションは、仮想化ソフト「VMware vSphere」を基盤とする統合仮想化デスクトップ環境であり、100台の仮想マシンが運用されている。
「Isilon IQを導入した2008年7月から現在までに、大きなトラブルは発生していない。ハードウェア、各種の設定、運用のランニングコストまでを含めた総所有コスト(TCO)を大きく削減できた」と両毛データセンターは説明する。こうしたことから「ユーザー企業へのサービスを充実させるために、社内リソースを集中させることができた」(両毛データセンター)としている。
アイシロンのストレージ製品は“スケールアウト型NAS”とされ、(1)システム稼働中の増設、メンテナンスが可能(2)不具合がほとんど発生しない信頼性と可用性(3)安定していてストレージ管理コストを削減(4)社内リソースを顧客向けサービスに集中させて、顧客満足度が向上――といったメリットを両毛データセンターにもたらしたとしている。両毛データセンターは、「VMwareの認定を取得していることも採用の大きな決め手になった」としている。
サーバ環境 | インターネット接続、ファイアウォール、Windows Server 2003、ターミナルサービス |
時刻同期 | Windows Server 2003のActive Directory環境あるいは指定のNTPサーバで時刻同期 |
ウイルス対策 | ウイルス対策ソフトでのリアルタイム検索、定時スキャン(1日1回)実施 |
ログ取得 | イベントログや接続ログ(オプションでアプリケーション利用履歴なども) |
バックアップ | スナップショット(1日1回)実施(通常7世代以上保存可能) |
オフィス間VPN | VPN専用機器 |
リモートVPN | Windows 2000/XP/Vista専用クライアントソフト利用 |
推奨帯域 | 1ユーザーあたり512Kbps |
推奨端末 | OS:Windows XP、CPU:1.0GHz以上、メモリ:512KB以上 |