キヤノンITソリューションズは2月1日、イーシステムが開発、提供する名刺管理サービス「アルテマブルー」に関して、同社と販売代理店契約を締結したことを発表した。CRM商品ラインナップの拡充が目的だという。
アルテマブルーは、専用スキャナでスキャンした名刺の情報をデジタルデータ化するサービスで、オペレーター入力のためOCRでは得られない高い精度を得られるのが特徴。名刺データの共有、日報管理、各種リスト作成、メルマガ配信といった名刺を業務に活用するための各種機能も備えており、これだけでCRMシステムとして利用することが可能。
本格的なCRMシステムが必要な企業の場合、顧客マスタを追加および更新するためのフロントエンドとしてアルテマブルーを活用することも可能で、営業担当者が情報を逐一メンテナンスしなくても、名刺をスキャンするだけで顧客マスタを常に最新の状態に保つことができるという。そのほか、携帯電話から名刺データにアクセスする機能も持ち、外出先から顧客の連絡先を調べたり、オフィスまでのルートを検索したりといった使い方も可能。
アルテマブルーは2008年6月の提供開始から約1年半で250社以上の企業に導入されているとのこと。キヤノンITソリューションズは商品ラインナップにアルテマブルーを加えることでCRMソリューションの強化を図る。