キヤノンIT、名刺を活用したCRM「アルテマブルー」の販売を開始

日高彰

2010-02-02 12:08

 キヤノンITソリューションズは2月1日、イーシステムが開発、提供する名刺管理サービス「アルテマブルー」に関して、同社と販売代理店契約を締結したことを発表した。CRM商品ラインナップの拡充が目的だという。

 アルテマブルーは、専用スキャナでスキャンした名刺の情報をデジタルデータ化するサービスで、オペレーター入力のためOCRでは得られない高い精度を得られるのが特徴。名刺データの共有、日報管理、各種リスト作成、メルマガ配信といった名刺を業務に活用するための各種機能も備えており、これだけでCRMシステムとして利用することが可能。

 本格的なCRMシステムが必要な企業の場合、顧客マスタを追加および更新するためのフロントエンドとしてアルテマブルーを活用することも可能で、営業担当者が情報を逐一メンテナンスしなくても、名刺をスキャンするだけで顧客マスタを常に最新の状態に保つことができるという。そのほか、携帯電話から名刺データにアクセスする機能も持ち、外出先から顧客の連絡先を調べたり、オフィスまでのルートを検索したりといった使い方も可能。

 アルテマブルーは2008年6月の提供開始から約1年半で250社以上の企業に導入されているとのこと。キヤノンITソリューションズは商品ラインナップにアルテマブルーを加えることでCRMソリューションの強化を図る。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    マンガで解説!情シスが悩む「Microsoft 365/Copilot」の有効活用に役立つ支援策

  2. ビジネスアプリケーション

    AIエージェントの課題に対応、生成AIの活用を推進するための5つのデータガバナンス戦略

  3. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  4. ビジネスアプリケーション

    AIの投資対効果を最大化する「先導者」の存在--企業に求められる戦略策定能力

  5. ビジネスアプリケーション

    「AIエージェントによる顧客サポート」など10選、セールスフォースが示す最新のデータ活用法

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]