「H.264」ストリーミングのロイヤリティ無料期間が延長

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一 2010年02月05日 12時15分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 広く使われているビデオエンコード技術「H.264」の特許をライセンスしているグループが、ストリーミングメディアへの無料提供を更新し2015年まで延長することを選択した。競合するオープンソース陣営に攻撃材料を与えないための決定だ。

 MPEG LAは特許を所有する26者に代わってH.264関連の特許1000件以上をライセンスしている。2010年末まで続く現在の方針では、ビデオ視聴が無料である限り、H.264の技術を使ってビデオをストリーミングするインターネットサイトにロイヤリティを課していない。

 2010年より先のライセンス条件がどうなるのか、多くの人がMPEG LAの発表を待っていた。米国時間2月2日、MPEG LAはストリーミングでの使用を無料とする方針を2015年12月31日まで延長することを明らかにした。

 この延長措置はウェブサイトのH.264利用を後押しするかもしれない。H.264には、「Ogg Theora」(特許の懸念がない)、On2 Technologiesの「VP7」や「VP8」といったライバルが存在する。

 H.264、Theora、VP7、VP8は、デジタル情報のエンコードとデコードを行うためのコーデックと呼ばれる技術だ。デジタルビデオの場合、コーデックは保存や転送のためにオリジナルデータを圧縮し、視聴の際に伸張を行う。H.264を採用している最も有名なストリーミングサイトを挙げるなら、なんといってもGoogleのYouTubeだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
クラウドコンピューティング

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算