日本IBMは4月28日、トッパン エムアンドアイ(TMI)に、クラウド関連ビジネスへの参入を支援するコンサルティングサービス「クラウド事業戦略立案コンサルティング」を提供したことを発表した。
IBMのクラウド事業戦略立案コンサルティングは、クラウド事業参入に当たっての戦略策定、ビジネスモデルの具体化、ビジネスケースの試算、ロードマップの策定、アクションプランの立案までを行うコンサルティングサービス。同サービスの最大の特徴は、IBMが世界中の先進事例で培った経験を生かして作成したクラウド事業モデルを活用していることだという。これにより、自社の強みや事業戦略に対する適合性を評価し、参入すべきクラウドビジネスモデルの選定とビジネスケースの作成を進めることができるとしている。
クラウドコンピューティングへの関心が急速に高まるなか、TMIではクラウドサービス体系の構築を重点施策と位置づけ、自社の強みを生かしながらどのようにビジネスを展開していくかの戦略を早急に策定する必要があったという。TMIは今回、IBMのクラウド事業戦略立案コンサルティングを利用し、2009年12月の具体的な検討開始からわずか4カ月で、戦略実行のためのプランを作成することができたとしている。
TMIは、このコンサルティングサービスで検討された内容を踏まえ、4月に「先進サービス・クラウド推進本部」を新設し、クラウドサービスの提供を順次拡大していくとしている。