IBMとミズーリ大学は米国時間7月2日、ゲノム研究用のクラウドコンピューティング環境を構築する計画であることを発表した。これによって研究者間の迅速な情報共有が広い範囲で可能になり、これまで数週間を要していたDNAサンプルの分析も数分で行える可能性があるという。
クラウド計画の第1段階としてIBMは、「iDataPlex」ハイパフォーマンスコンピュータおよびソフトウェアをミズーリ大学に提供する。これはミズーリ大学の既存のコンピュータと連携し、人や動植物のDNA解析などをスピードアップするものと期待されている。その後の第2段階で両者はクラウド環境のプロトタイプを構築し、最終段階では本格稼働を行い、運用の規模を地域に拡大していくことになる。具体的なスケジュールは明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。