誰もが、ウェブページの読み込みは速い方がいいと思っているはずだ。このご時世に、ウェブページの読み込みを待つ時間のある人など、どこにいるというのだろうか。これは、わたしのようなタブ中毒者には特に重要なことだ。10から15個のタブを同時に開いているウェブブラウザを使うようなことがある人なら、ブラウザの読み込み速度が重要なことは骨身にしみて知っているはずだ。しかし、それを実現するにはどうしたらいいのだろうか。もしすでにネットワークをギリギリまで使っているとしたら、それ以上速く表示するにはどんな技を使えばいいのか。それでもやれることはあるのだ。
すべての対処法が、すべてのユーザーに有効なわけではないし、ユーザーによっては試すべきべきではない対処法もなかにはある。しかし、何ごとも最後の一滴まで搾り取らないと気が済まない人のために、ブラウザの読み込み速度を上げるための技を紹介してみよう。
1.速いブラウザを使う
すべてのブラウザが平等に作られているわけではない。一部のブラウザは、他のブラウザよりも単純に速い。現在出回っているブラウザの中で、もっとも高速なのは「Google Chrome」だろう。もし普段使っているのが「Internet Explorer」や「Firefox」なら、Google Chromeを使ってみれば、劇的に表示速度が上がるのに気付くはずだ。閲覧速度を上げる方法の中では、この方法がもっとも効果が高い。Google Chromeはアドレスバーに検索語を入力できるという点でもスピードアップに繋がる。この機能があれば、他のツールバーを追加してさらに速度が遅くなることがない。
2.Flashを無効にする
Flashはあちこちのウェブサイトで使われている。この技術から逃れるのは、ほとんど不可能だと言っていい。問題は、Flashは速度低下に繋がる場合があり、閲覧の速度に直接的に影響するということだ。デフォルトではFlashを無効にしておき、見る必要があるときだけ有効にするというやり方もある。Chromeの場合、「FlashBlock」という拡張機能が必要となる。FlashBlockは、Firefoxにも用意されている。Internet Explorerの場合は、[ツール]→[アドオンの管理]に、この目的で使える組み込みツールがある。[アドオンの管理]ダイアログボックスで、アドオン一覧から「Shockwave Flash Object」を選択し、[無効にする]ボタンをクリックすればいい。これですべてのサイトのFlashが無効になる。