明治安田生命はPaaS「Force.com」を基盤にして、東日本大震災の被災地の保険請求や支払い状況を管理する「請求確認状況入力システム」を構築し、5月から稼働させている。セールスフォース・ドットコムが7月4日に発表した。
明治安田生命は被災地の顧客情報や状況を正確に把握し、請求手続きと保険金などの支払いを進めるためにForce.comを採用。請求確認状況入力システムは、約60万件の契約について顧客への訪問、支払いなどの申し出、顧客あての通知や電話などの状況を集約して、共有・管理している。
要件確定後、約60万件の対象データの移行も含めて1週間でサービスを立ち上げたという。本社や支社、営業所の約400人が利用している。明治安田生命は「Force.comを活用することで、従来の手法に比べてはるかに低いコストと短期間で約60万件のデータベースを構築できた」と説明している。