生保向けクラウドサービスを提供している米iPipelineは9月28日、日本市場への本格参入を発表した。アールティーエム株式会社に日本事務所を開設し、電子申請書システム「iGO e-App」を始めとする同社製品群のローカライズを進めているという。
iPipelineは保険および金融向けに、CRM、フォーム、提案や見積、iGO e-App、代理店管理といった機能をクラウド経由で提供している。
米国の保険会社の例では、iGO e-Appの導入によって、従来45〜60日かかっていた成約までの時間を7〜21日までに短縮できたという。また、クラウドによる情報の集約化、成約率と顧客満足度の向上、TCOの削減といったメリットも生まれたとしている。
iGO e-Appは2012年1月に国内で提供を開始する予定。iPipelineでは、今後3年間で同社の世界での売上のうち10%を国内販売で達成することを目指し、国内市場における技術および販売パートナーの開拓と協業の推進を図るとしている。